実は皆さん渡辺氏が好き? 青木るえかさん |
まず「どっちもどっち」論。何かもめ事があるとすぐコレ、「コップの中の争い」も聞き飽きた。世界一の発行部数を誇る新聞社の主筆(渡辺氏は主筆の肩書にこだわる)が、部下から「コンプライアンス違反」と告発されるのがコップの中か。経済的にも文化的にも政治的にも重大事だ。大企業がそんなバカな事態に、というならもっとマスコミは騒いでバカにすべきだろう。要は権力者に盾突きたくないんだ。陰で文旬言ってるくせに、いざ攻撃の機会が巡ってきたらまわりを見てグズグズするだけ。大阪府知事だった橋下徹氏があんなに批判キャンペーンされるのは橋下氏に権力がないからだということがよくわかった(市長で権力は得るか?)。
そして、「とにかくファンを第一に考えて行動してほしい」という発言。スポーツ関係で問題が起きた時、必ずコレが出る。こういう言い方って、実に便利で、言ってるほうは良心的なこと言ったような気になるし言われたほうはなんとなくホコをおさめたような気になるが、実際のところ何の解決もしていない。今回の件なら「今後も渡辺氏は威張り続け、まわりは不愉快になる」だけだ。
みんな渡辺氏のこと嫌いじゃないの? いや、実は皆さん、好きなんじゃないか、とこの騒動を見ながらそう思っております。朝日の読者も案外渡辺氏好きと私は疑っている。
こういう考え方は新鮮に映りました。結局は、青木さんが言われた通りのところか。
まず、どっちもどっちで双方が悪い、コップの中で、大したことではないとしてしまう、渡辺さんの権力(そんなものがあるのかどうか疑問もあるが)の筆も鈍り、そして、極め付きの「とにかくファンのことを第一に考えて行動して欲しい」ということで矛を収めるになってします。
一番印象に残ったのは、あれだけの橋下批判がなぜ起こったのか?の回答である。
なにか、裏があるとしか思えなかった週刊誌他の報道である。(例えばある権力側が新興勢力の台頭に怯えて、情報提供したとか)、それを抑えることができないのは、橋下側に権力の類がないからであるの指摘はなかなかだと思った。
それでも、橋下さんは、そんなことはもろともせずに、当選を果たした!やはり、大したものである、そして翌日になれば、政党側も軟弱姿勢で情けない。
それと、ファンを第一に考えるという視点も大切であるが、選手も、オーナーも、GMも人間である。新しいステージを作るためにあ、夢を壊すことも必要ではないのかな?