なぐさめ拒否した異端児 落合評 梅原猛氏 |
異端、反骨は孤独に耐えることでもある。孤独になるのは怖い。普通は群れて、なぐさめられるのを求めるもんです。だが、なぐさめられることで、逆に弱い人間になる。落合は一人で耐える強さを持っている。大リーグで淡々と安打を打ち続けるイチローも似ているのではないか。落合の奥さんは年上ですよね。孤独なだけに、唯一の理解者になってくれる母親みたいな存在が必要なのでしょう。
創造は異端から起こる。今までと同じことをしてもある程度の評価は受けるが、本当に大きな仕事はできない。そういう意味で歴史に残る監督です。
今後、他球団から誘われても、落合は軽率に飛びつくようなことはやらんでしょう。そこで自分のやり方ができるのか、論理的に冷静に判断ずるでしょうな。 (聞き手・金重秀幸)
なるほど、論理的な評ですね、
こちらは、プロジューサー的発想の話ですね。