ハンディを超えてIT活用へ。IBM浅川智恵子フェロー |
帰国後、コンピューターに出会う。ツールの習得や、全体像をつかむ学習は困難を極め、抜けられない世界に迷い込んだ気がしたという。でも同時に、視覚障がい者やハンディのある人にも世界が広がる新しい可能性をひしひしと感じ、浅川さんは、「これは絶対に正しい」と信じて歩き続ける。
「私の両親は一度も私にブレーキをかけませんでした。留学も一人で行ってらっしゃい、でしたし、コンピューターもあなたがやりたいなら」と。「限界なんてないでしょ」、という静かな応援が力をくれたと思います」
2児の母である浅川さんも、自分の進む道、何ができるかをしっかりと考えている娘たちを頼もしく思っている。闘志が湧いてくるではないか。
浅川さんが開発した、ホームページリーダーとは、「シネックスインフォテック」データベースより視覚障害者向けのインターネット音声読み上げソフト。全盲の方や弱視の方がインターネットにアクセスし、ホームページの情報を入手したり発信することができる。今バージョンでは、JIS X8341-3で求められているルビ要素やアクセスキー機能への対応などを進め、ウェブアクセシビリティの標準や規格に対応し、作成されたページをより良く操作できるようになった。また、ウェブブラウザとしてだけではなく、スクリーンリーダーとして、ヘルプ、コントロールパネル、メモ帳、メディアプレーヤー、スタートメニュー、タスクバー、ウィンドウズエクスプローラー、ワードパッドの読み上げも強化している。
追記 2021/01/07
この記事のことは、すっかり忘れてますね、
視覚障害者へのボランティアを少々やっている頃の関心事でした。
いまどうされてるのかなと思って、
追記 2022/02/21