スズキ社長鈴木修氏 反転に挑む |
一難去ってまた一難。変化が激しく、振り回された。為替の極端な変動で目覚めたのは、地産地消。今までは農産物や食べ物でいわれてきたが、工業製品も地産地消だ。「輸出」がスズキにとって死語になるかもしれない。
今までの夢も実績も経験も忘れ、生まれ変わる年にしたい」
「車を″買ってくれる人″は皆神様。それが中小メーカーの生き方。恥も外聞もない。家電メーカーではOEMが非常に進んだ。大きくのしかかる開発費を抑えるため、車でもOEMがもっと進むのでは。CO2削減や燃費から今後の問題は安全性。人間が運転せず、コンピューターが運転する車が出るかもしれない」 (聞き手=浜松総局・木村文陽)