朝日新聞GLOBEより |
いま企業は、アジアの活力を日本に取り込むことを戦略の原則にし、さらに中南米やアフリカに出て行くことを考えています。
企業自体が変わっている。変わっていかないと大変なことが起きる時代になってきているのです」
「外交では歴史認識や領土の問題jがあります。しかし、経済の密接な関係を作る中で、お互いに反目することが愚かであるということを認識することが必要なんだと思っています。それにはやはり、相手側にとって意味のある提案を常に出し続けるということによってお互いが認識を深め、交流を深めていくことが根っこにないと進みません」
秋山咲恵氏サキコーポレーション社長
私たちは小さな会社ですが、日本国内をみているだけでは成長は難しい。グローバリゼーションというのは、私にとっては、教科書に書いてあることとかニュース番組で見ることではなくて、自分の目の前にある現実そのものでした。その意味では、大変だとか怖いとか、何とか避けられないだろうかとか考える余裕も無くやってきた。それが本当のところです」
「日本には、長い歴史の中では、いろんな方の生きるための知恵みたいなものがあります。案するより産むが易し、という素晴らしいことわざが日本にはありますよね。後から振り返ると、実は本当に突破するべき壁というのは、自分の心の中にあったように思えることが多いんです。その壁を乗り越えれば、前に進んだり、思っていたのとはちょっと違うけれども道ができたりということがある」
「壁を突破するには小さな一歩でいいと思うんですよ。えいっと。結局は、そういった小さな勇気みたいなものの積み重ねなんじやないかな、と私は思います」
「プロデュースすれば売れるものがたくさんある」山ロスティーブ氏 トラベル東北代表取締役
「建設業の営業は日本の独特な世界。とんでもない量の金が都会で集められ、地方に流された。地方が潤い自民党も超ハッピー。だけど国の財政がパンクするから、続くわけないと思っていたんです。実際小泉改革後、仕事が半分以下に減り、3年前に会社をたたみました」
「日本人には、礼儀正しさとか、やさしさ、おもてなし精神、もっと深く言うと義理人情など素晴らしい価値観がいまもあります。職人や料理長のこだわりだと,か、おばあちゃんの漬物へのこだわりと|
か半端じゃないものばっかり。これは絶対に外国人に売れます。プロデュースして、接近しやすくさえすればね」
藤倉大氏
「ただ、正直に言って、アイデアって誰にでもあると思うんです。それをどうやって音符にして演奏させて、作品として形を持たせるか、というところにものすごく悩むし、悩むときは一週間、二週間眠れ
ないこともある。そこが一番つらい所ですね」
「よくみんな言うじゃないですか。僕の人生はとても面白くて、小説にも書けろって。そう言うのは簡単だけれども、みんな書けていないわけですよ。みんながみんな作品として出していないわけで、そこ
がポイントだと思うんですよ」
なかなか面白い言葉が並んでます。
案ずるより産むが易しとか、一歩前にとか、作品にしなくては意味がないとか、前に進むしかないのでしょうね。
本当にこういう時代になってきたら、領土なんて問題でなくなるかもしれませんね。
中国が、日本の防衛大綱に対して牽制するのは、本当にシビアに考えているからでしょうね。舵取り一つで、あの中国が分裂することなんて、本当に容易いことだと思いますから。
多民族、貧富の差、地域の広がり、周辺各国の状況、考えたら眠れなくなるのでしょうね、それに比べて日本人は、本当に能天気と言わざるを得ないのですが、それも、それ、良きことと考えてそれを国際社会に生かせれば良いと思うのです。手立ては、浮かばないですが・・・