新興衰退国って、どこか分かりますか? |
単に細かい制度論ではなくて、国家戦略と考えたときに、4ページにありますように、今、日本が直面している2つの問題――1つは世界経済における日本の地
位の低下。先ほど、坂根さんもお話しになっていたことと重なる部分があると思います。それから、この間、IEAから「ピークオイルは2006年だった」という発表もありましたが、右肩上がりの化石エネルギーの価格。これをどういうふうに考えていくのかということです。
5ページは、ゴールドマン・サックスの資料ですが、今、欧米のコンサルタントの間では、日本は“Newly Declining Country”と呼ばれたりしているそうで、「新興衰退国」というありがたくない名前です。しかもこれを紹介しているコンサルタントの方が、CountriesじゃなくてCountryと、1国になっているということを怒っていましたが、しかしそういう見方をされるような位置づけになっているということです。
凄いことを言われるものですね!
しかし、事実だろうし、よっぽどのことがない限り、日本は経済力の面では、
衰退に向かうのは間違いないだろうと思います。
だから、昔に戻そう、回復という概念ではなくて、
ここからがスタートという気もちにならなくてはいけないと思います。
しかし、国会の熟議も不完全燃焼で終わってしまったし、
谷垣さんは、まだ、政府を追求するなんて、昔の野党みたいな事を言っているし・・・
新しい時代を築くという意識は、サラサラないようである。