梅棹忠夫 語る 続き 学問を遊びだと言うたら、やっぱりひんしゅくを買うんやろな |
・しかし、学問を遊びだと言うたら、やっぱりひんしゅくを買うんやろな。
(それは、買うでしょうね)
・あたらしいことを知って、なるほど、と知的興奮する---それが学問の楽しみというものだということが、わたしにもだんだん分かってきた。
・若い人ほど、本質論をやれと言いたい。現象面に目を奪われるのは一つの若さです。
・マルクスには「べき」がある。わたしには「べき」がない。梅棹忠夫は「梅阿弥」や
・体制が整うと、「みんな官僚的になる」
・やんちゃがないのね。みな、こじんまりと、できあがってしもてるのかな。
批判されると避難されたように思ってしまう。
信じるところを貫かな、しかたない。みな、批判をおそれるというより、評判を非常に気にする。
・一緒に出演した子どもがひじょうに悪くなっていく。これは放送は人間を悪くする。こどもはまるで英雄みたいになっていくんやね。
・インテリというのはまさに武士道。サムライの後継や。それで町民をバカにしとる。
権威でのぞんでくるのが一番嫌いや
・そう縄文文明は実に古いです、世界の四大文明を言うけれど、なぜそこに縄文を入れないのか。
三内丸山というのは、大発見やったんやな。あれは完全な都市文明です。
・みな、思い込みというか、固定観念にとらわれている人が多い。
・文明というのは、人間のつくり出した環境、人工的な環境のすべてなんです。
・日本の先生は権威主義、権威を守ろうとして居直ることがある。
論理的な整合性の他に着想がある。でも、着想ということをなかなか評価できんのやな。
・「コンピューターは、そろばんと鉛筆や」あのとき、「供給が需要を生むんだ」と言いたかった。「供給してみい、そうしたら需要が出てくる」
・人生は挫折の連続だ。(梅棹さんから、この言葉が出てくるとは!!)
困難は克服されるためにある。わたしは腕力でいろんなものを乗り越えてきた。
・わたしには頭の自信よりも、人間としての自信がかなりある。人間はちゃんとしてまっせという自信が。