禁断のページ 死について考えたこと |
死のことを初めて考えたのは、
確か小学校3年生の時のこと、
忘れもしない遠足の前 の 日だった。
明日は遠足だからといつもより早く寝たのがいけなかったのか?
突然死の恐怖が襲って来た、今まで感じたことがないものだった、死んだらどうなる のか?
底知れぬ恐怖を感じた 宇宙の外から地球を見た様な気がして。本当に怖かった!
こんなこと考えている人は、私だけかと思ったら、
今まで誰にも言えなかったことが、書いてあるので嬉しくなりました。
「珍しく夜中に目が覚めたときに、不意に、自分もいつか死ぬのだという考えが
落ちてきた。・・・・・自分がいなくなる、いなくなるーこの反響しながら心の
中心に刺さってくるおそろしい声は、思考の痛打というよりは感覚の直撃であり、いつかの夏、海に溺れようとして波間にもがいたときと同じ、こころに痺れつつ
空虚の中に落ち込んでいく、すがるものとてない悲哀に私をおとしいれた。」
二度とない人生だから 坂村 真民さんの詩
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう
二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう
二度とない人生だから
一ぺんでも多く
便りをしよう
返事は必ず
書くことにしよう
二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう
二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう
二度とない人生だから
のぼる日しずむ日
まるい月かけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう
二度とない人生だから
戦争のない世の
実現に努力し
そういう詩を
一篇でも多く
作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる
若い人たちのために
この大願を
書きつづけてゆこう