幼い子供二人を放り出してしまった若い母親 |
考えさせられるものがあります。
「母性愛ってものがないのか!!」と憤おる声も当然あるでしょうけど、
ここで大切なことは、
「育児というのは、途方も無く時間と体力を要するものなのではないでしょうか!!」
もし、だれも助けてくれない中で、
手のかかる子供たちを育てる、果てしない時間を考えた時、
「自分の時間が欲しい」と、子供を放棄する気持ちも分からないではありません。
母性愛は、本能ではなく、育むものなのかもしれません。
それでは、なぜ、昔は(母性愛を強調するだろう方が育った時代)は、
母性愛が発揮され、強く子供を育てられたのでしょうか?
それは、やはり、家族、とりわけ、おばあちゃんの存在とかが大きかったのでしょう!
しかし、これは両刃の刃で、嫁姑の壮絶な争いも生んだと思います。
そして、良くも悪くも、”近所の目”これが、お助けにも、監視にもなっていたと思います。
現在のように、マンションでは、鍵一つ掛けてしまえば、中で何が起ころうが分からない!
たとえは、極端ですが、長屋なら、何かをつぶやけば、
ご近所が動いてくれる、そんな面があったのでしょう!
それは、今の若者が一番嫌うおせっかいでもあるのでしょうが、
これからの社会システムを考えていく時に、
この育児と介護を分担しながらやるとか、何かを考えないと、
この日本は、住みにくい社会になってしまうのでないかと、
思われてなりません。