あたらしいあたりまえ その2 |
・ちょうど良い暮らしとは、日々のささやかであたりまえのことに目を向けて、それを自分で深く理解し、感謝するときに手に入るのではないでしょうか。
・自分の身の丈を考えることは、相手を思いやることでもあります。
・暮らしの中で「力を抜くこと」がどんなに豊かなのかを、万年筆は教えてくれます。
・「お金を大切にあつかうこと」単純かもしれませんが、これこそ、ちょうどよい生活の根っこだと思います。お金を「使う」ではなく、「あつかう」。
・僕はまた、札入れのなかに「お守り」を入れています。使うぶんとは別に二つ折りした1万円札を10枚、財布の奥にしのばせているのです。本当に困ったときのためのお守りなので、使うことはありません。
・いつもちょっとだけおなかを空かせておきましょう。身も心も軽くなります。
・言葉づかいは、マナーでなくて気持ちです。その人が「世界にどんな気持ちで向きあっているのか」のあらわれです。
・相手や場によって言葉をつかい分けるというのは、その意味ではおかしなことかもしれません。
(言葉づかいのきれいな若い写真家は)自分の師匠に言葉づかいだけでなく、「誰にたいしても同じ態度をとりなさい」と教ったのだと言いました。
・「あなたを笑わしたい、ちょっと楽しんでもらいたい」という態度を嫌がる相手など、滅多にいないものです。
・「冬のおしゃれはm背筋を伸ばして歩くこと。夏のおしゃれは、清潔な素肌」
・そんなときは、たった一つでいいから、小さな大切なことを見つけたい。それは、「今日一日の中で大切なこと」。どんなに小さくても、たった一つでも、それを見つけられた日は幸せだし、宝物だと思えるはずです。
・ものを減らすのは、発明でもある。
「あって当然」のものでも、アイデアがひらめけば「なし」にできる。これは自分にちょうどよい暮らしをみつけるための、工夫そのもの。
・「もので心を満たさない」。「もので心を満たさないなら、何で満たせばいいのか?」僕はこの問題について、じっくり考え、ようやく答えを出しました。自分の心は、「学ぶこと」で満たされるのだと。
僕にとって、「学び」とは、毎日の暮らしや生活の中で、あたりまえで大切なことを発見すること。好奇心を忘れず、何が自分にとって「ちょうどよいか」を知ることです。それを学び続ければ、心は日々、満ちていくと思うのです。