日経 「急がば回れ」でスムーズに |
込んだ電車を1台やり過ごせばいいのだが、ほとんどの人は満員電車に乗ってしまう。そこでこの悪循環
を断ち切る手段が間隔調整というわけだ。
「急がば回れ」的な現象は人込みでも同じだ。イベント会場などで狭い出口に人が集中してしまうと、なかなか出られない。「そんなとき出口に小さな柱を置くと、スムーズに出られるようになることがある」と東京大学の西成括裕教授。柱なんて邪魔なのでは、と思いきや、柱があることで出口に殺到しなくなり、l人ずつ退出できるようになるのだとか。
寺田寅彦は先の随筆の最後にこう記した。「いわゆる人生の行路においても存外この電車の問題とよく似た問題が多いように思われて来る」。乗るか、待つか。人生観がにじみ出るようで悩ましい。 (河尻定)
渋滞というのは、不思議ですね。
後続の列車のための、間隔調整があるのはしりませんでした!