フードドライブ 知らなかったね・・・ |
名称からは想像しづらいかもしれないが、実はこれ、アメリカ生まれのボランティアのひとつ。家庭にある缶詰やレトルト食品などの保存食品を募り、地域の福祉施設や団体に寄付する活動をいう。
日本ではまだあまり知られていないが、その活動の輪は少しずつ広がっている。女性だけの30分フィットネスチェーン「カーブス」を展開する株式会社カーブスジャパンでは、2007年から全国でフードドライブを実施。年に一度、全国に約800店舗(2009年12月現在)あるカーブス店舗にて会員および一般の人たちから食品を募り、児童養護施設や女性シェルター、介護施設等の施設・団体に寄付している。
しかし、なぜフィットネスチェーンがフードドライブをおこなっているのだろうか? 同社の広報担当に話を聞いた。
「全都道府県に店舗を持ち、地域密着型の展開をしているカーブスとして、少しでも地域の役に立てる活動はないかと考えました。アメリカのカーブスでは1999年からフードドライブを実施していますが、日本では全国でこの活動をしている企業や団体がないことを知り、取り入れることにしました」
実際に活動してみると、食べ物を必要としている人は思った以上に多かったという。
今年度で3年目を迎えるカーブスのフードドライブ。
「この活動を通じて、児童養護施設や母子家庭支援施設の現状などを知り、自分が今までどれだけ恵まれていたのかを知りました。缶詰1つからでも参加できる活動として、会員の方のみならず、付近にお住まいの方にも気軽に参加していただければと思います」
前回は全国で約3万人が参加、およそ40トンもの食料が集まったそう。
次回のフードドライブは、2010年1月15日から2月13日までの約1カ月間。もちろん会員以外も参加可能。賞味期限が2010年5月1日以降の常温で保存できる食品(缶詰やレトルト食品、乾麺、米、調味料)をカーブス店舗へ持ち込めばOKだ。最寄り店舗はサイトからも検索できる。