リスク取らない金融に成長なし 大機小機より |
「オールウェーズ三丁目の夕日」から「官僚たちの夏」のヒットまで数年来の懐古趣味的な風潮とあいまって、。、ファンドもヘッジファンドもなかったころが良かったとの雰囲気が漂う。
しかし右肩上がりの時代に戻れないのと同様、金融の逆戻りもありえない。成熟期にある日本経済が少しでも成長を高めるには、個人の貯蓄が、リスクはあっても大きく伸びる可能性のある企業や技術に向かい、衰退分野からは引いていくというメリハリの利いた資金配分が欠かせない。
機関投資家や金融機関というプロの眼力を通じて成長分野や事業の再構築に向けられることが重要なのだ。それは日本の成長力を大きく左石する。
実際には逆のことが起きている。個人のおカネは銀行預金に向かい、貸出先を見つけられない銀行はむなしく国債を積み上げている。
「性懲りもなくリスキーな投資に走るのか」と批判するのは簡単だが、身をすくませ続ける日本の金融も異常である。民間の金融部門がリスクを取り、新しい時代にあった金融イノベーションを果敢に進めない限り、いくら国が成長戦略違描いても絵にかいたモチに終わる。 (冬至)
これが、成熟衰退のシナリオなんのでしょうね!
すくんで、批判するだけ、仕分けで経費を抑え、何もできない。