体幹ランニング 金コーチ |
「体幹(=ボディコア)」という言葉は、一般の方には聞きなれないものかもしれません。しかし、走ることを含めたすべての体の動きにとって重要なキーワードです。
体幹とは、ひと言でいえば“胴体”のことです。体を一本の樹木と考えてみてください。幹にあたるのは胴体であり、そこから腕、脚、指などが枝分かれしています。体幹とは、文字通り体の「幹」であり、そこには、走るときに重要な働きをする背中、お腹、お尻などの筋肉、骨盤があります。
体の「幹」と腕や脚などの「枝」の部分との違いは、そこに存在する筋肉の大きさや機能にあります。腕や脚の筋肉に比べて、背中やお腹の筋肉が大きいのは一目瞭然。筋肉が大きいということは、それだけ大きな力が生み出せるということです。
言い換えれば、「体幹は力を発揮する源」。脚や腕ばかりに意識がいきがちですが、体幹を使えば、ラクに走れるのです。トップランナーたちは、みんなこの体幹を使って走っています。
私たちは、立ったり、座ったりという動作で、体幹の筋肉を使っています。しかし。体を動かす機会が減ったため、体幹を十分に動かしているとはいえません。さらにこうした日常生活で、筋肉のつき方が偏り、バランスよく体幹を動かせなくなってしまっています。
眠っている体幹を目覚めさせれば、あなたもトップランナーのようにパワフルに、そしてラクに走れるようになります。ぜひ、体幹を目覚めさせましょう。