WBC余話 その? |
機動力野球に不可欠とされたが、統計上の傾向をもとに、盗塁は決して勝利のための有効な手段ではない、
とする見方もある。
日本と対戦した米国のジョンソン監督も、足への警もてはやされた時代がある。日本や韓国の野球はひ
ょっとすると、忘れられかけていた古き良き野球を思い出させるものになるかもしれない。
韓国戦で片岡(西武)が披露した盗塁はアジアで脈々と保たれる盗塁技術の一端を示したものだ。相手投手
の足の動きを瞬時に判断し、スタトトを切る。スライディングにもコツがある、と片岡は言う。「ベースの近くから滑り込み、勢いよくベースタッチする。審判も人間の目で見ますからね」
精巧な螺細(うでん)細工を施すような細部への目の配り方が東洋的。日韓に、北中米勢の方から「学ぼう
という気持ちが当然出てくるだろう」と王相談役は話す。今大会は常にメジャーが先生で、アジアが生徒という関係の転換点になるかもしれない。
でも、アメリカが本気になったら分からないでしょう!
勝って兜の緒を締めよ!を忘れては、ならない!