◆雇用制度ドイツを参考に考え直そう |
私は転職してドイツ政府の外郭団体の日本支部に、週2日勤務のパートタイム契約で就労したこともあるが、この役職の職員の年俸の日当割りが給与であり、仕事の値段は同じだった。
契約社員の待遇が低いため企業に対する忠誠心や愛社精神が育たないというのも日本だけで語られる話だろう。ある種の責任感や倫理観に根差すもので、雇用形態の差ではない。
日本はドイツと比べあまりに労働関係の規制や慣行が硬直的で正社員の既得権を擁護する一方、そのつけを非正規労働者に回し過ぎている。将来を担う若者が健全な職業生活を送れるよう、「同一価値労働同一賃金」の実現のため日本の雇用制度を根本から考え直す時期だ。そうしないとグローバル化時代に世界から遅れ、ゆがんだ労働市場に頼った国と見られてしまう。
そのように育っていない私は、同一賃金では、働けなかったと思うな・・・・