ミスして陽気 |
ミスして陽気!イタリアンアプローチ
ロッカって知ってますか。イタリア出身のプロ、コスダンテプンで優勝争いのさなかに、最終ホールのアプローチで驚くほど普通のザックリをしちゃうんだ。でも、ロッカはそんな大事な場面でミスしたのに、微笑んでいたんだよね。
全英のタイトルはとても欲しかったはず。それに次の1打を入れればまだプレーオフに残れる、開き直れる状況でもないのに、たしかにロッカは笑っていた。そしたら次の瞬間、信じられないことが起きた。テキサスウエッジで狙った次の1打が入ったのだ。アプローチで大切なのって、もしかしてこういうこと・・・‥
イタリアから日本に旅行に来ていた若者からこんな話をきいた。「こないだカレー屋さんでウエイターが味噌汁をこぼしました。私の服にも少し飛び散ったのですが、彼は慌てた口調で『すいません!ゴメンなさい!』と言って、すぐにテーブルを拭き、新しい味噌汁を持ってきました。私はローマでウエイターをやっているので、こんなことはしょっちゅう。でも、私たちはひと言「失礼」と言って、軽くテーブルを拭くだけ。新しいスープを持ってくることはしません。お客さんもとても怒っていても、ウエイターに文句を言ったりしません。イタリアではこれが普通です。私はいろんな国を旅していますが、日本はとてもミスに厳格な国だと思います」
イタリアではこんな時に使う諺がある。「働いているから起きること」。スープを運んでいるのだ
から、こぼすこともあるという意味だ。そして、もうひとつ。「スバリヤンド シーインパラ(失敗
するから学べる」)。ゴルフしなけりやミスもない。ミスがあるから上手くなる。イタリアのパスタを日本流にアレンジした〝ナポリタン〞のように、ゴルフにも少しイタリアンマインドを取り入れようじゃないか。
こんな気持ちでゴルフが出来たらいいのですが・・・チョイスから転載